お取り寄せグルメの選び方|注文前に確かめたい6つのこと

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確認日:2026年10月3日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)

全国の名物を家で味わえるお取り寄せは、お店に行かなくても選べるのが魅力です。ただ、通販では食品を手に取って、パッケージの表示を見てから買うことができません。

実は、食品の表示のルール(食品表示基準)が対象にしているのは、食品の容器や包装への表示です。消費者庁によると、通販サイトに食品表示の情報を載せることは、このルールの対象外です。一方、送料や返品の決まりなどは、特定商取引法で、通販サイトにも表示することになっています。

この記事では、消費者庁などの公式情報をもとに、注文する前に確かめたい6つのことをまとめました。くわしい話は、それぞれ関連する記事で説明しています。

※この記事は、食べた感想ではありません。公式の情報をもとに整理しています。制度や配送の条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。

この記事の目次

  1. 冷凍・冷蔵・常温のどれで届くか
  2. 期限の表示と、届いてから何日もつか
  3. アレルギーの表示
  4. 届く日と、受け取り方
  5. 送料など、注文の条件
  6. 返品とキャンセルの決まり

1. 冷凍・冷蔵・常温のどれで届くか

お取り寄せの食品は、冷凍・冷蔵・常温のどれで届くかによって、受け取り方もしまう場所も変わります。消費者庁が通販サイトの運営者向けにまとめたガイドブックでも、このどれにあたるかは、商品を選ぶときの大事な情報だとしています。

冷凍や冷蔵の食品を運ぶために、運送会社には温度を保ったまま届けるサービス(クール便)があります。保つ温度は、会社によって少しずつ違います。くわしくは「冷凍・冷蔵・常温の違いと、届いた日にやること」で説明しています。

大きさも見ておきましょう。食品表示基準で、重さや大きさについて表示が義務になっているのは「内容量」だけです(消費者庁)。冷凍庫や冷蔵庫に入るか心配なときは、商品ページに寸法(サイズ)や総重量が書かれているかを確かめましょう。

2. 期限の表示と、届いてから何日もつか

食品の期限の表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2つがあります。消費者庁の説明をまとめると、次のとおりです。

表示 どんな期限か 表示される食品
消費期限 過ぎたら食べないほうがよい期限 傷みやすい食品
賞味期限 おいしく食べることができる期限。過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではない 日持ちする食品

どちらも、開封する前に、表示された保存方法で保存した場合の期限です。開封した後や、表示どおりに保存しなかった場合は、期限の前でも品質が落ちていることがあります。

通販では、注文してから届くまでに時間がかかり、作った時期(製造ロット)の違う商品がまざって出荷されることもあります。そのため消費者庁のガイドブックは、通販サイトに具体的な年月日を載せるのは難しいことが多いと説明し、代わりに次のような書き方を例に挙げています。

  • 「到着日から●日」「出荷日から●日」のように、届いた日や出荷した日から数える
  • 「製造日から●日」のように、作った日から数える

届いてから何日もつかが分かれば、食べる日の予定を立てやすくなります。書かれていないときは、注文する前にお店に問い合わせておくと安心です。

3. アレルギーの表示

容器包装された加工食品には、「特定原材料」を含むことの表示が義務づけられています。特定原材料は、アレルギーの症例の数や重さから、特に表示が必要とされたものです。2026年4月にカシューナッツが加わり、いまは次の9品目です(消費者庁)。

えび、カシューナッツ、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)

カシューナッツの表示には、2年間の経過措置期間が設けられています。このほか、表示が勧められている品目も20あります。品目のくわしい話は「手みやげ・ギフトに贈るお取り寄せの選び方」で説明しています。

気をつけたいのは、この表示の義務が容器包装に対するものだということです。商品ページにアレルギーの情報が見当たらないときは、注文する前にお店に確かめましょう。消費者庁のガイドブックによると、商品の仕様が変わってパッケージの表示が変わったのに、通販サイトの情報が直っていない例も多く見られるそうです。届いたら、パッケージの表示もあらためて確かめてください。

4. 届く日と、受け取り方

特定商取引法では、通販の広告に、商品がいつ届くか(引渡時期)を、期間や期限で表示することになっています。たとえば「代金入金確認後、○○日以内に発送します。」のような書き方です(消費者庁 特定商取引法ガイド)。

冷凍や冷蔵の食品は、受け取り方にも注意が必要です。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の案内では、温度を保てない、品質を損なうおそれがある、などの理由で、クール便は宅配ボックスや置き配で受け取れない場合があります。不在のときに預かってもらえる日数にも限りがあります。

受け取れる日と時間帯を考えて注文し、指定できるときは指定しておきましょう。預かってもらえる日数などは「冷凍・冷蔵・常温の違いと、届いた日にやること」で説明しています。

5. 送料など、注文の条件

特定商取引法では、インターネットの通販サイトも「広告」にあたり、送料や支払い方法などを表示することになっています。主なものは次のとおりです(消費者庁 特定商取引法ガイド)。

表示すること 見ておきたいこと
販売価格と送料 送料が価格に含まれないときは、送料を金額で表示する。「送料実費」のような書き方は認められていない
送料のほかにかかるお金 代金引換の手数料や梱包料などがあれば、その金額
代金の支払時期と方法 いつ、どの方法で払うか(支払い方法はすべて表示する)
商品の引渡時期 注文してから、いつごろ届くか
返品の決まり 返品できるか、期間などの条件、返品の送料をだれが払うか
事業者の名前・住所・電話番号 困ったときの連絡先

請求があればすぐに書面やメールで知らせることを広告に書くなどの条件で、一部の項目は省略できます。ただし、返品の決まりは省略できません。

販売価格だけが書かれていて送料の表示がないときは、送料は価格に含まれているものと推定されます。また、定期購入のように2回以上続けて契約することになるときは、そのことや金額、契約期間などの条件も表示することになっています。

注文を確定する直前の画面(最終確認画面)にも、分量、送料を含む価格、支払いの時期と方法、届く時期、キャンセルや返品の決まりなどを表示することになっています。確定のボタンを押す前に、もう一度見直しましょう。

6. 返品とキャンセルの決まり

通信販売には、訪問販売などで認められている「クーリング・オフ」の規定はありません(消費者庁 特定商取引法ガイド)。

お店が広告と最終確認画面に「返品特約」(返品についての決まり)をはっきり書いていれば、その決まりに従います。書かれていない場合は、商品を受け取った日から数えて8日以内なら、申込みの撤回や契約の解除(キャンセル)ができます。ただし、返品の送料は買った人が負担します。

特定商取引法ガイドでは、返品についての表示の例として「商品に欠陥がある場合を除き、返品には応じません」という書き方も紹介されています。このような決まりのお店では、欠陥がなければ返品できません。注文する前に、「返品できるか」「いつまでか」「送料はだれが払うか」を確かめておきましょう。定期購入の解約や困ったときの相談先は「食品の通販で困らないために|定期購入・返品・キャンセル」で説明しています。

まとめ

お取り寄せでは、商品ページとお店の案内が選ぶときの材料になります。注文する前に、次の6つを確かめましょう。

  • 冷凍・冷蔵・常温のどれで届くか。冷凍庫や冷蔵庫に入る大きさか
  • 消費期限か賞味期限か。届いてから何日もつか
  • アレルギーの原因になる食品が入っていないか(分からなければお店に確かめる)
  • いつ届くか。受け取れる日と時間帯を指定できるか
  • 送料と、そのほかにかかるお金。支払いの時期と方法
  • 返品できるか。その期間と、返品の送料をだれが払うか

届いたら、パッケージの期限・保存方法・アレルギーの表示を見てから、しまったり食べたりしましょう。商品ページで分からないことは、注文する前にお店に問い合わせておくと安心です。

参考にした情報(2026年10月3日に確認)