手みやげ・ギフトに贈るお取り寄せの選び方|アレルギー・期限・受け取りの確かめ方
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確認日:2026年10月3日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)
お取り寄せグルメを、手みやげやお礼のギフトにしたいと考えることもあるでしょう。自分で食べるときと違って、贈り物を食べるのは相手です。相手のアレルギーや、冷蔵庫・冷凍庫の空き、家にいる日は、贈る側からは見えません。
この記事では、消費者庁と国民生活センターの公開情報をもとに、贈る前に確かめたいことを「アレルギー」「期限」「受け取り」「店のサービス」の4つに分けてまとめました。
※この記事は、食べた感想ではありません。公式の情報をもとに整理しています。制度や配送の条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。
この記事の目次
- 相手のアレルギーを聞き、表示で確かめる
- 期限は「相手が食べる日」から考える
- 冷凍・冷蔵は「受け取り」と「置き場所」まで考える
- のし・包装・送り状は、店の案内で確かめる
- 贈る前のチェックリスト
1. 相手のアレルギーを聞き、表示で確かめる
食物アレルギーは、原因になる食べ物も、症状が出る量も、人によって違います(消費者庁)。食べ物を贈るときは、まず相手や、一緒に食べる家族に、食べられないものがないかを聞いておきましょう。
そのうえで、表示を確かめます。容器包装に入った加工食品では、次の9品目を含むときの表示が義務です。ほかの20品目は、表示が勧められている(推奨)ものです。
表示の対象になる品目(2026年4月時点)
| 区分 | 品目 | 表示 |
|---|---|---|
| 特定原材料(9品目) | えび、カシューナッツ、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ) | 義務 |
| 特定原材料に準ずるもの(20品目) | アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、ピスタチオ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン | 推奨(任意) |
2026年4月1日に、カシューナッツが義務の品目に加わり、ピスタチオが推奨の品目に加わりました(消費者庁)。改正前、カシューナッツは推奨の品目でした。2028年3月31日までに製造・加工・輸入される加工食品は、改正前のルールで表示してもよいことになっています(経過措置)。
表示がない=入っていない、とは限らない
推奨の20品目は、表示が義務ではありません。消費者庁も、表示がないだけでは「使っていない」のか「使っているが表示していない」のかが分からない、と説明しています。経過措置の期間中は、カシューナッツにも同じ注意が必要です。相手のアレルギーがこれらに当たるときは、店やメーカーに問い合わせて確かめましょう。
詰め合わせ・お酒・商品ページの表示
- 詰め合わせ:表示は外箱(外装)にする決まりで、ばら売りを想定していない場合、中の個包装への表示は必須ではありません(消費者庁)。職場などで分けて配るときは、外箱の表示を確かめられるようにしておきましょう。
- お酒:酒類は、今のところアレルギー表示の義務の対象になっていません(消費者庁)。
- 商品ページ:通販サイトに載せる食品表示には、食品表示基準が適用されません(消費者庁)。贈る側は届いた箱を見られないので、商品ページにアレルギーの情報がないときは、店に問い合わせましょう。通販の表示については「お取り寄せグルメの選び方」もあわせてご覧ください。
2. 期限は「相手が食べる日」から考える
食品の期限には、原則として傷みやすい食品につく「消費期限」(過ぎたら食べないほうがよい期限)と、比較的日持ちする食品につく「賞味期限」(おいしく食べることができる期限)があります。どちらも、表示された方法で保存し、開けていない状態での期限です(消費者庁)。2つのちがいは「お取り寄せグルメの選び方」で説明しています。
贈り物で大事なのは、相手の手元に届いてから期限まで何日あるかです。相手が旅行などで家をあけることもあります。期限の短い品を選ぶときは、相手の予定を聞いてから届く日を決めましょう。
商品ページの「賞味期限:○日」に注意
通販の商品ページでは、期限が「お届け日を含め7日」のように届いた日から数えて書かれていることもあれば、「賞味期限:180日」「製造日から○日」のように書かれていることもあります(消費者庁のガイドブックの例)。後の2つは、その食品にもともと決められた期間で、届いてから残っている日数ではありません。
ガイドブックでは、「賞味期限:180日」と書かれていると、届いた日から180日あると思ってしまう人もいる、と紹介されています。贈り物では、届いてから何日あるかが分からないときは、注文前に店に聞いておきましょう。
手みやげにするなら
自分の家に取り寄せてから手渡すときは、届いてから渡す日までの日数も考えに入れます。冷蔵や冷凍の品なら、持ち歩くあいだも表示の保存方法を守れるかを考えておきましょう。期限は、表示どおりに保存した場合のものだからです。
3. 冷凍・冷蔵は「受け取り」と「置き場所」まで考える
冷凍や冷蔵の品は、届いたら表示の保存方法に合わせて、冷凍庫や冷蔵庫に入れる必要があります。相手には、家で受け取れる日と、冷凍庫・冷蔵庫の空きが必要です。
国民生活センターには、冷凍の弁当の宅配を申し込んだあとで、冷凍庫に入らないことに気づいたという相談も寄せられています。相手の冷凍庫の大きさは、贈る側からは分かりません。量の多い冷凍品を贈るときは、前もって相手に聞いておくと安心です。
国民生活センターは、定期コースの食事宅配について、配達日を確かめておくことや、同居の家族にも届くことを伝えておくことを呼びかけています。ギフトでも、贈ることを前もって相手に伝え、受け取れる日を聞いてから、届く日時を指定できるかを店の注文画面で確かめましょう。
クール便の温度や、受け取れなかったときの扱いは「冷凍・冷蔵・常温の違いと、届いた日にやること」にまとめています。
4. のし・包装・送り状は、店の案内で確かめる
のしや包装、メッセージカードなどは、店ごとのサービスです。受けられる内容や選び方は、注文する前に、店の「ご利用ガイド」などの案内で確かめましょう。次の点を先に決めておくと、注文するときに迷いません。
- のしをつけるか。つけるなら、表書きや名前をどう入れるか
- 包装、メッセージカード、手提げ袋(手みやげのとき)をつけられるか
- 送り状の送り主を、だれの名前にするか
- 納品書など、金額の分かる書類が箱に入るかどうか
- 届く日と時間帯を指定できるか
のしの種類や書き方に迷ったときは、注文前に店に相談しましょう。通販の返品やキャンセルの決まりは「食品の通販で困らないために」で説明しています。
贈る前のチェックリスト
- 相手や家族に、食べられないもの(アレルギー)を聞いた
- 義務の9品目と推奨の20品目を、商品ページか店への問い合わせで確かめた
- 詰め合わせを分けて配るときは、外箱の表示を確かめられるようにした
- 届いてから期限まで何日あるかを確かめた(「賞味期限:○日」だけで判断しない)
- 冷凍・冷蔵なら、相手が受け取れる日と、冷凍庫・冷蔵庫の空きを確かめた
- 届く日時を指定できるかを確かめた
- のし・包装・送り状・同封の書類について、店の案内を確かめた
まとめ
お取り寄せを贈るときは、「相手が安心して食べられるか」「相手が無理なく受け取れるか」を先に確かめましょう。アレルギーは相手に聞き、義務の9品目と推奨の20品目を確かめる。期限は、届いてから何日あるかで考える。冷凍・冷蔵は、受け取る日と置き場所まで考える。のしや包装は、店の案内で確かめる。この順に確かめていくと、選びやすくなります。
参考にした情報(2026年10月3日に確認)
- 消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」
- 消費者庁「アレルギー表示について(令和8年4月時点)」
- 消費者庁「アレルゲンを含む食品に関する表示について(令和8年4月1日事務連絡)」
- 消費者庁「新旧対照条文(令和8年4月1日内閣府令第34号)」(附則の経過措置)
- 消費者庁「食物アレルギー表示に関する改正について(令和7年12月)」(改正前の品目)
- 消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック(令和8年4月)」
- 消費者庁「インターネット販売における食品表示の情報提供に関するガイドブック」
- 消費者庁「食品ロス削減ガイドブック(令和8年度版)」(期限表示)
- 国民生活センター「インターネットで注文する食事宅配に関する消費者トラブル」(2024年11月6日)
