おせちのお取り寄せの選び方|冷凍・冷蔵のちがいと予約前に確かめたいこと

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確認日:2026年10月3日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)

おせちは、お正月を祝う料理です。農林水産省によると、おせち料理は、もとは五節句に用意する料理全般のことでした。そのうち特に大切な正月の料理だけを「おせち料理」と呼ぶようになったそうです。

通販でおせちを予約するときは、見た目や品数だけでなく、「どんな状態で、いつ届き、どうやって食べるか」まで考えておくと、年末にあわてずにすみます。この記事では、消費者庁・厚生労働省・農林水産省の公式情報をもとに、冷凍と冷蔵のちがい、届く日と受け取り、解凍、ラベルの表示、値引きの表示の見方を整理し、最後に予約前のチェックリストをまとめました。

お店ごとの予約開始日や値段、届く日は、この記事では扱いません。それぞれのお店の案内で確かめてください。

※この記事は、食べた感想ではありません。公式の情報をもとに整理しています。制度や配送の条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。

この記事の目次

  1. 冷凍か冷蔵かで、届いてからの段取りが変わる
  2. 届く日と受け取りは、予約の前に決める
  3. ラベルで確かめたい「期限・保存方法・加熱・アレルギー」
  4. 値引きの表示と、注文の最後の画面
  5. 予約前のチェックリスト

1. 冷凍か冷蔵かで、届いてからの段取りが変わる

商品ページを開いたら、まず「冷凍で届くのか」「冷蔵で届くのか」を確かめましょう。どちらなのかによって、届いてから食べるまでにすることが変わります。

確かめること 冷凍で届くおせち 冷蔵で届くおせち
届いたら すぐに冷凍庫へ入れる すぐに冷蔵庫へ入れる
食べる前 解凍が必要。方法と時間は、お店の案内とラベルに従う 解凍はいらない。ラベルの保存方法を守る
ラベルで見る所 保存方法、期限、食べるときに加熱がいるかどうか 保存方法、期限
前もってすること 冷凍庫に箱が入る空きを作る。解凍を始める日時を決める 冷蔵庫に箱が入る空きを作る

冷凍なら「解凍の段取り」を決めておく

冷凍のおせちは、解凍してから食べます。解凍のしかたとかかる時間はお店の案内とラベルに従い、食べる日時から逆算して、いつ解凍を始めるかを決めておくと安心です。

厚生労働省は、家庭での食中毒予防として、凍った食品を調理台に置いたまま解凍しないこと(室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があるため)や、冷凍と解凍をくり返さないことを呼びかけています。

冷凍庫・冷蔵庫の空きを確かめる

商品ページで箱の大きさを確かめ、冷凍庫や冷蔵庫に入るかを前もって見ておきましょう。厚生労働省は、冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意し、7割程度をめやすにするよう呼びかけています。届く前に中を整理しておくと、すぐにしまえます。

解凍の基本や、クール便の温度帯、受け取れなかったときの扱いは「冷凍・冷蔵・常温の違いと、届いた日にやること」で説明しています。

2. 届く日と受け取りは、予約の前に決める

消費者庁のガイドブックでは、おせちは、届く日が決まっていて、そこから逆算して作られる食品の例として挙げられています。こうした食品では、通販サイトに期限の年月日が具体的に書かれている例もあります。

届く日が決まっているからこそ、予約の前に次のことを決めておきましょう。

  • 届く日に、家で受け取れるか(帰省や旅行の予定と重なっていないか)
  • 帰省先で食べるなら、届け先をどこにするか
  • 受け取れなかったときにどうなるか(お店と運送会社の案内で確かめる)

量も大切です。消費者庁は、食品ロスを減らすために、お正月のおせちは計画的に予約し、予約するときは食べきれる量を考え、予約したものはドタキャンせずに食べきるよう呼びかけています。何人で、何日かけて食べるかを考えて、量を選びましょう。

3. ラベルで確かめたい「期限・保存方法・加熱・アレルギー」

食品に表示しなければならないことを定めた「食品表示基準」は、容器包装への表示が対象です。消費者庁のガイドブック(2022年6月)では、通販サイトに載せる食品表示の情報は、この基準の適用範囲外と説明されています。商品ページに知りたいことが書かれていないときは予約の前にお店に問い合わせ、届いたらラベルで確かめましょう(注文の前に確かめたいことは「お取り寄せグルメの選び方」にまとめています)。

期限と保存方法

消費者庁によると、消費期限は「食べても安全な期限」、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」で、どちらも、開封していない状態で、表示された保存方法で保存した場合の期限です。開けた後は、期限内でも安全に食べられるとは限らないため、なるべく早く食べるようすすめられています。

冷凍のおせちなら、ラベルの期限は、表示どおり冷凍で保存した場合の期限です。解凍した後、いつまでに食べればよいかは、お店の案内で確かめましょう。

食べるときに加熱がいるか

食品表示基準では、冷凍食品に、食べるときに加熱がいるかどうかを表示する決まりがあります。表示の例は「加熱の必要はありません」「加熱してお召し上がりください」などです。消費者庁のQ&Aでは、そうざいを凍らせたものは冷凍食品になるとされています。冷凍で届くおせちも、ラベルでこの表示を確かめましょう。

アレルギー

消費者庁は、容器包装された加工食品に、えび、カシューナッツ、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)の9品目(特定原材料)を含む場合の表示を義務づけています(2026年4月時点)。えびは、農林水産省のおせちの紹介でも、おせちの料理の一つとして取り上げられています。

いくら、さけ、あわび、いか、ごま、大豆など20品目は「特定原材料に準ずるもの」で、表示はすすめられていますが、義務ではありません。食物アレルギーのある家族がいるときは、ラベルを見るだけでなく、予約の前にお店に確かめましょう。くわしくは「手みやげ・ギフトに贈るお取り寄せの選び方」で説明しています。

4. 値引きの表示と、注文の最後の画面

景品表示法は、商品の中身を実際よりも著しくよく見せる表示(優良誤認)や、値段などの条件を実際よりも著しく有利に見せる表示(有利誤認)を禁止しています。

消費者庁は2025年9月、あるおせちの通信販売の表示について、景品表示法にもとづく措置命令を出しました。早期予約キャンペーンとして「通常価格」から値引きしたように表示していましたが、セール期間のあとにその「通常価格」で売る確かな計画はありませんでした。そのため、有利誤認にあたると判断されています。

「○円引き」「早期予約」といった大きな文字だけで決めず、品数や量、届く日、保存方法など、中身を比べて選びましょう。

注文を確定する直前の「最終確認画面」も大切です。消費者庁は、最終確認画面に表示された分量、販売価格、支払の時期と方法、引渡しの時期、申込みの撤回や解除(キャンセルや返品など)に関すること、申込期間(季節商品など期限がある場合)をよく確かめ、画面のスクリーンショットを保存するよう呼びかけています。

キャンセルの条件や、困ったときの相談先は「食品の通販で困らないために|定期購入・返品・キャンセルの決まりと相談先」で説明しています。

5. 予約前のチェックリスト

  • 冷凍で届くか、冷蔵で届くかを確かめた
  • 冷凍庫・冷蔵庫に、箱が入る空きを作れる
  • 冷凍なら、解凍のしかたと時間をお店の案内で確かめ、解凍を始める日時を決めた
  • 届く日に受け取れる(届け先と、受け取れなかったときの扱いも確かめた)
  • 人数と日数を考えて、食べきれる量を選んだ
  • 期限の種類と、解凍した後・開けた後にいつまでに食べればよいかを確かめた
  • アレルギーが気になる食材が入っていないか、お店に確かめた
  • 値引きの文字だけでなく、品数・量・届く日を比べた
  • 最終確認画面で、引渡しの時期とキャンセルの条件を確かめ、スクリーンショットを保存した

まとめ

おせちのお取り寄せは、最初に「冷凍か冷蔵か」を確かめると、届いてからの段取りが見えてきます。冷凍なら解凍の時間と冷凍庫の空きを、冷蔵なら届く日と期限を、予約の前に確かめておきましょう。

あわせて、ラベルの期限・保存方法・加熱の要否・アレルギー表示を確かめ、値引きの表示だけで決めずに中身を比べること。最後に、最終確認画面で届く時期とキャンセルの条件を確かめてスクリーンショットを残しておけば、年末を落ち着いて迎えやすくなります。

参考にした情報(2026年10月3日に確認)